The Best of Shogo Hamada vol.3 The Last Weekend

浜田省吾 The Best of Shogo Hamada vol.3 The Last Weekend歌詞
1.僕と彼女と週末に

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

この星が 何処へ 行こうとしてるのか
もう誰にも わからない
権力と権力の See-Saw-Game から
降りることさえ出来ない
人は一瞬の刹那に生きる
子供は夢見ることを知らない

君を守りたい
君を守りたい この手で
愛を信じたい
人の心の 愛を信じたい
いつの日か

昨日の絵具で 破れたキャンバスに
明日を描く 愚かな人
売れるものなら どんなものでも売る
それを支える 欲望
恐れを知らぬ 自惚れた人は
宇宙の力を 悪魔に変えた

君を守りたい ただひとりの
君を守りたい この手で
愛を信じたい
人の心の 愛を信じたい
いつの日か

いつか子供達に この時代を伝えたい
どんなふうに人が 希望を継いできたか

君を守りたい ただひとりの
君を守りたい この手で
愛を信じたい
人の心の 愛を信じたい
いつの日か

君を守りたい ただひとつの
君を守りたい この手で
愛を信じたい
人の心の 愛を信じたい
今こそ


2.裸の王達

作詞:Shogo Hamada
作曲:Shogo Hamada

寒さに凍えてる者達に 木を切るなと誰が言えるだろう
飢えている者達に その土地を耕すなと誰が言えるだろう
俺達は まず 火と水と食糧を求めて森を切る
罪人を 誰が裁ける

今夜 お前はガソリンを燃やして恋人の所へ向かう
情熱という名の車の 孤独という名の車輪を廻して

おろかな男達 権力にむらがり閉ざしていく未来への最後のドア
混乱と憎悪と暴力に満ちてるこの世界 祈りを銃弾に変え
壁は崩れ 溝は深まり 人を愛すにも命がけ
罪人を 誰が裁ける

今夜 お前はガソリンを燃やして家族の待つ家へ帰る
幸福という名の車の エゴという名の車輪を廻して

今夜 俺はガソリンを燃やして荒れはてた聖地を走る
欲望という名の車の 絶望という名の車輪を廻して


3.詩人の鐘

作詞:SHOGO HAMADA
作曲:SHOGO HAMADA

銀行と土地ブローカーに生涯を捧げるような
悪夢のようなこの国の
飽食とエゴに満ちた豊さの裏側で
痩せ細る南の大地

未来へのシュミレーション
破滅を示す時

鐘が鳴ってる 約束の地に 打ち上げられた罪を知る者に
鐘が鳴ってる 聖者のように 魂の声を聞く者に
闇を裂いて閃いてる――1999

タブーだらけの自由の中で葬られてゆく
孤立した叫び声
自浄出来ぬシステムに真実はねじ曲げられ
幻想だけ煽られてく

プラスティック・インフォメーション
メディアを満たす時

鐘が鳴ってる 非武装の地を 争うことなく追われる者に
鐘が鳴ってる 天使のように愛しい人を導く者に
見守るように遠く深く――1999

蒼ざめたイルミネーション
孤独を照らす時

鐘が鳴ってる 欲望の地で誇りと理想に生きる者に
鐘が鳴ってる 詩人のように 傷ついた心いたわる者に
輝いてる清く強く―1999


4.THEME OF FATHER'S SON(遥かなる我家)

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

思い出すよ あの砂浜
歩いた日々の 父と母の姿

聞こえてくる あのあばら家
暮らした日々の 家族の笑い声

夕凪の海に 小舟浮かべて 空を見上げる
遥か彼方遠く 轟く稲妻 水面走る


5.RISING SUN(風の勲章)

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

焼跡の灰の中から 強く高く飛び立った
落ちてゆく 夕日めがけ 西の空を見上げて

飢えを枕に 敗北を発条(バネ)に
風向きを 道しるべに 駆け抜けて来た

過ぎ去った昔の事と
子供達に 何ひとつ伝えずに
この国 何を 学んできたのだろう

飽和した都会 集う家は遠く
ブラウン管の前でしか笑わぬ子供

老いてゆく
孤独の影に脅え 明日に目を伏せて
踊るだけ Beatに委ね バリーライトの海で

何を支えに
何を誇りに
走り続けて行こう
You just believe in money

焼跡の灰の中から 強く高く飛び立った
1945年 打ちのめされ 砕けた心のまま

1945年 焼跡から 遠く飛び立った 今


6.BLOOD LINE (フェンスの向こうの星条旗)

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

基地のフェンスの向こうに 揺れる星条旗
見上げてた17才
黒く巨大な爆撃機
校舎の窓を 震わせた1969年
擦り切れた Old Blue Jeans
まだ若かった Rock & Roll
教室で FEN-Like a American boy
Kids were looking for Father
母親には 愛し方さえ わからず
探しても Father 苛立つだけ
かき鳴らす ノイズ ロックギター

青い目をした CFガール 笑うTVブルース
夢見る様な Like a west coast life
見なよ街行く奴等を まるで W・A・S・Pだぜ
クールにきめーLike a New York style
犯されて Since 1945 生まれて
詰めこんだ 大量の ジャンクフードとアメリカンパイ
They're looking for Father
彼女には 愛し方など わからず
探しても Father 見つからずに
バックシートで ねじれるだけ

今夜 真冬の八番街(8th Avenue)
凍えて歩いてる
感じる
おれの中 もうひとつの Blood Line

I've been looking for Father
帰る場所も たどり着く場所も無くて
見つけても Father 戸惑うだけ
幻想を背負う Rock Star


7.我が心のマリア (Instrumental)


8.マイ ホーム タウン

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

パワーシャベルで削った 丘の上幾つもの
同じ様な小さな家 何処までも続くハイウェイ
彼らはそこを名付けた 希望ケ丘ニュータウン
赤茶けた太陽が 工業地帯の向こう沈んでく

俺はこの街で生まれ16年教科書を
かかえ手にしたものは ただの紙きれ
同じ様な服を着て 同じ様な夢を見て
瞳の中 少しずつ死を 運び込むような仕事に 追われてる

今夜誰もが夢見ている いつの日にか
この街から 出て行くことを

扉をひとつ閉ざす度 窓をひとつ開けておく
夢と挫折の中を 人はさまよってる
それが彼らのやり方 だけど 人の心まで
積み重ねてロッカーの中 ファイルすることなんか出来ないさ

今夜誰もが夢見ている いつの日にか
この街から 出て行くことを

彼女は昼間オフィス・レディ まるでエンジェル
でも土曜の夜は 着飾り踊るよディスコ
真夜中ひとり 帰り道の暗がり
誰かがナイフを光らせ 彼女の背に
No No No No No

今夜誰もが夢見ている いつの日にか
この街から 出て行くことを

今夜誰もが夢見ている いつの日にか
この街から 出て行くことを


9.東京

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

路地の裏で少女が身を売る
少年達は徒党を組んで獲物を探す
プールサイド 寝そべる金持ち
真夏の街を仕事探してさまよう人
いつまで君 持ちこたえられる
壁のむこう軋むベッド
床の下でフルヴォリューム TVがわめく
東京 俺をねじまげないで
東京 あの娘引き裂かないで
高速道路の下で生まれて
地下鉄の上で死んでゆく
東京 昨日を飾りたてないで
東京 明日を塗りつぶさないで
東京 TOKYO 東京

満員電車 疲れ果てた顔
子供達は校舎の中で押しつぶされてく
ネオンの下で孤独は取り引きされ
老人達は失意の中で何も語らない
いつまで君 持ちこたえられる
窓のむこう唸るエンジン
頭の上 超低空飛行のジェット
東京 俺を追いたてないで
東京 あの娘揺さぶらないで
ディスコで恋して ホテルで愛して
ドライブ・インでさよなら
東京 時代のせいにしないで
東京 光を見つけさせて
東京 TOKYO 東京


10.午前4時の物語

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

午前4時 かすむ目をこすり
駐車場から車を出し アホな上司もうこりごり
むかつく胸おさえる薬 かみ砕き飲む缶コーヒー
眠らない都市の通り いつもどおり 家路たどり
欲しいのはただ深い眠り

交差点の手前 人影 寝ころんだまま動かぬ影
俺の車をただ見るだけ 薄ら笑いを浮かべるだけ
仲間たちは舗道の影 膝かかえ笑ってるだけ
俺は車をすこしだけ 近づけ 叫んだ そこをどけ

そいつはゆっくり立ち上がり ポケットからナイフ取り出し
前輪のタイヤに突き刺し ボンネットの上飛び上がり
俺に突き出した中指 仲間たちにうけるそぶり
勝ち誇ったような身振り 俺の中でなにかがキラリ

バックシートのベースボールバット
掴んだ俺は車道に降り ナイフ持ってるそいつの右手
狙って振り下ろす
そいつはそれをかわすつもり 頭を下げたそこに
俺の振り下ろされたベースボールバット


11.とらわれの貧しい心で

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

疲れ果てて帰る夜道では
お前のやさしい眼差しを想う
そうこれからも きっと守り続けてゆくさ
お前と二人の静かな夜

脅えながら生活する都会では
怪しげな顔した イカサマ師達も
同じような悲しみに憑かれ生きているよ
迷いはそこで深くなる

そして とらわれの貧しい心は
たったひとつの真実も見分けられぬままで
同じところを何度も彷徨い歩き続け
逢う人を理由もなく傷つける

そして とらわれの貧しいこの国
顔背けて犯してきた誤ちの償いを
すべての空へ すべての人の上へと
子供達の明日を巻きこんで


12.A NEW STYLE WAR

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

地下から地下へ運ばれた爆発物(BOMB)
国家に養われたテロリスト
成層圏に軍事衛星(MILITARY SATELLITE)
It's A NEW STYLE WAR

飽食の北を支えている
飢えた南の痩せた土地
払うべき代償は高く
いつか A NEW STYLE WAR

貧困は差別へと
怒りは暴力へと

受け入れるか
立ち向かうか
どこへも逃げ出す場所は無い
It's A NEW STYLE WAR

ひび割れた原子力(NUCLEAR POWER)
雨に溶け 風に乗って

受け止めるか
立ち止まるか
どこへも隠れる場所は無い
It's A NEW STYLE WAR

愛は時に あまりに脆く
自由はシステムに組み込まれ
正義はバランスで計られ
It's A NEW STYLE WAR


13.愛の世代の前に

作詞:浜田省吾
作曲:浜田省吾

愛の世代の前の暴風雨の中
すりかえられた脆い夢など
崩れ落ちてく

ルーレットは回り続けてる
テーブルに積まれた切り札の陰で
誰も皆 勝つことだけを信じて
賭けを続ける

愛の世代の前の一瞬の閃光に
すりかえられた脆い希望など
崩れ落ちてく

憎しみは憎しみで
怒りは怒りで
裁かれることに何故 気づかないのか

ミラー・ボールは回り続けてる
幾つもの孤独な腕に抱かれ
俺もまた慰安の中で
むなしく踊り続ける

愛の世代の前の暴風雨の中
すりかえられた脆い幻想など
崩れ落ちてく

愛の世代の前の一瞬の閃光に
すりかえられた脆い夢など
崩れ落ちる
愛の世代の前に


14.桜 (Instrumental)